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生徒たちを観察していると、成績が上がらない一番の原因はテキストの取り組み方が甘いのです。できるようになりたかったら、確実にできるようになるまで繰り返せばいいのです。大学受験に頭が良い悪いは一切関係ありません。必要なことをやりぬいたかどうかだけが問われているのです。
浪人する前は歯科技工士をしていて、義歯(入歯)を作っていました。20代前半に大病して細かい仕事ができなくなって辞めた後、大学受験を決意して予備校に通い始めました。最初に受けた模試の英語の偏差値は28、世界史は30、国語は43でした。久々に勉強の世界に戻ったのですが結果は散々なものでした。
目標は早慶。高校生のとき野球部だったので早慶戦に憧れたからでした。予備校の先生からは絶対無理だと言われたのですが、根拠のない自信はありました(笑) それは歯科技工士の経験でした。
技工士学校の実習では確実にできるようになるまで何度も何度も繰り返します。ある時、何度やっても作れないものがありました。とうとう「こんなの作れないですよ。無理無理・・・」と軽口を叩いたら、「技工士になるのを諦めるのか?じゃあ出ていけ!二度と学校には来るな!」・・・・・「それとも、作れるようになるまでやり続ける?どっちにする?」とすごい剣幕で叱られました。
当然のことながら技工士になりたいのなら、全ての実習物を作れるようになるまでやるしかないのです。そうやって技工士学校を卒業、国家試験に合格しプロになったのです。受験勉強も同じです。どんなに分からなくても出来なくても、分かるようになるまで出来るようになるまで粘り強くやり続ければいいのです。頭が良いとか悪いとかは一切関係ないのです。
そうやって、28だった英語の偏差値を72まで上げました。世界史も国語も同様です。気がついたら全ての受験科目が偏差値70を超え、慶応大学に合格しました。合格したかったら、できるようになるまで繰り返せばいいのです。何十回でも、何百回でも。確実にできるようになるまで繰り返せばいいだけなのです。
確実にできるようになるまで繰り返した結果、英語が苦手で困っていた当塾の生徒が偏差値26でも立教、32でも早稲田、38でも明治、42でも東大に合格したのです。皆、偏差値70を超えたのです。他にも偏差値を15以上アップして憧れの志望校に合格を果たしていったのです。
今はどんなに成績が悪くても実力がなくても、確実にできるようになるまで諦めずにやりぬきましょう!粘り強くやり続ければ、きっと勝利の女神が微笑んでくれることでしょう!
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