実は、日本の英語教育は、「文法・訳読法」 という暗号解読やパズルを解くような作業をしているので、訳すのが難しく時間がかかるし、聞いて理解できないのです。そして、聞こえないということは、本当は言語として読めていないのではないでしょうか。
英語を本当に読んだり聞いたりするというのは、いちいち日本語に訳すのではなくて、一つの言語として普通に英語のまま直接読んだり聞いたりして理解できることなのです。 そして、実際にそのほうが習得するのが容易なのです。
なぜなら、一般に暗号解読ができる人はスパイや軍の特殊部隊など ごく一部しかいませんが、言語は人間なら誰でも身につけているからです。(※日本でスパイというと、旧陸軍士官学校でトップレベルの成績で卒業し、その適性のある人がさらに諜報技術などを学んだ旧陸軍中野学校が知られています。戦前の序列は①陸軍士官学校、②海軍士官学校、③東京大学で、中野学校というのは まさにトップ中のトップなのです。)
ごく優秀な一部の人しかできないことと、誰でもできることのどちらが簡単かというと、誰でもできることの方が簡単なのは言うまでもありません。 英語の学習も暗号解読やパズルを解くような複雑な方法よりも、言語として学ぶほうがはるかに簡単なのです。
英語のまま理解できる「直聞&直読直解法」(ちょくぶん・ちょくどくちょくかいほう)というのは普通の人なら誰でもできるようになる本来の英語学習法です。明治時代には、文法・訳読法は「変則教授法」と呼ばれ、直聞&直読直解法は「正則教授法」と呼ばれていたのです。
高校生の皆さん、英語本来の正しい学習法である「直聞&直読直解法」で一緒に学んでみませんか?あんなに難しかった英語が、きっと驚くほど楽に学習できますよ!