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私たち日本人は日本語の発想法に基づいて日本語を話しています。日本語の発想法とは何かというと日本語のものの考え方です。それと同様にアメリカ人やイギリス人は英語の発想法、つまり英語のものの考え方に基づいて英語を話すのです。従って、英語をできるようにするには如何にして英語の発想法を習得するか、つまり英語でものを考えられるかにかかっているのです。
では言語の発想法とはいったい何かというと、それは語順なのです。日本人は日本語の語順でものを考えているのです。同様に、アメリカ人やイギリス人は英語の語順でものを考えているのです。英語でものを考えるというのは、英語の語順で発想することなのです。
大学卒業後、1年間イギリスへ語学研修に行ってました。そこでは世界中から若者が英語を学びに来ていました。そこであることに気がついたのです。それは世界で日本人の英語の習得が異常に遅いのです。英語学校では、春学期、夏学期、秋学期、冬学期と1年間を3か月ずつ4つの学期に分けて学習します。各学期の始めにレベルチェックが実施されクラスが決まるのですが、日本人は一つクラスが上がるのに半年から1年かかります。ところが他の国の人たちは3か月たつとクラスが2つ3つ上がっていくのが普通なのです。
イギリスの英語学校の先生方も、日本人はなぜこんなに上達が遅いのかさっぱり分からず手を焼いていました。日本人は遺伝的に語学の習得の才能が欠けているのではないかと言っている先生もいたほどです。
実は、日本人がなかなか英語を習得できないのは日本語の発想法が英語のそれとはほぼ逆だからなのです。語順が180度違うのです。フランス語やドイツ語は英語と語順が同じです。また中国語もほぼ同じなのです。フランス人やドイツ人、中国人は単語を覚えるだけでどんどん英語が話せるようになっていきます。
ところが日本人はいくら英単語を覚えても英語の語順感覚が身についてないので話せるようにはならないのです。一般的な訳読法では英語の語順感覚はあまり身につきませんが、「直聞&直読直解法」なら簡単に身につくのです。
センスグループ訳(語順訳)は英語の語順を習得するための方法です。従って、センスグル-プ訳(語順訳)をしたあと、意味を取りながらしっかり音読練習をすると英語の語順感覚が身について英語がどんどん話せるようになっていくのです。
英語の発想法、つまり英語の語順がしっかりと身につくと、あとは単語を覚えるだけでフランス人やドイツ人、中国人と同様にどんどん英語を話すことができるようになります。日本人が英語をできるようにするために一番やらなければいけないことは英語の語順を習得することなのです。
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