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第1章(3)英語の発想法が身につく直聞&直読直解法

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第1章 英語のまま理解できる「直聞&直読直解」

(3)英語の発想法が身につく直聞&直読直解法

英語教育の歴史をみると、この学習法は明治時代の初め頃からありました。その当時、英語がすごく上手な日本人がいたという話が伝わっているのですが、これは「英語のまま読める直聞&直読直解法」で英語を学んだ人達のことなのです。

しかし、なぜか直読直解法 は主流にはならず、今日まで細々と伝えられてきました。 (江戸時代には、漢文を訓読し、蘭学でも同様に訳読していました。この流れで、英語も訳読するのが主流になったものと思われます。)

そんな中で、英語が大の苦手だった私は予備校の英語講師(元同時通訳)から、「同時通訳を育てる方法で学習するほうが簡単だし、速く読めるよ」と言われて通訳訓練法というのを教えてもらいました。

「通訳訓練法」を文法・訳読法と比較しながら解説します。(※中1レベルの文で分かりやすく説明します。当然のことですが、実際の授業は大学入試の長文を使って学習します。)

Tom studied history in the library yesterday.

先ずは、この英文を普通に日本語に訳すと 「トムは 昨日 図書館で 歴史を 勉強した」 になり、英語を後ろから読む、いわゆる「返り読み」が起きます。実は、この返り読みこそが日本の英語教育を失敗させている元凶なのです。

このように、文法・訳読法による返り読みは中1のときから徐々に英語が苦手になるために勉強しているようなものです。最初のうちは簡単なので何とかできるのですが、やがてどこかで破綻します。

どこで破綻するかは個人差があるのですが、中2で不定詞・動名詞が出てきて少し複雑になる辺りから苦手になる生徒が現れ始めます。中3で関係代名詞が出てくると、日本語と大きく語順が異なるため苦手になる生徒が増えてきます。(※例に出したのは中1レベルの英文なので単純に返り読みで済んでいますが、学年が上がるにつれて前へ戻ったり後ろへ行ったりを繰り返し段々と複雑になります。)

生徒によっては中学生の間は無事に通過できても、高校生になって文が複雑になり、一つの文の中に関係代名詞や関係副詞がいくつも出てくるようになると多くの生徒が語順の違いに戸惑い、訳せなくなってきます。苦手になる一番の原因は「語順」の違いなのです。

 

実際にはアメリカ人やイギリス人は、英語を前から前から聞こえる順に理解しているのです。次に、さきほどの英文を英語の語順どおりに理解すると、

Tom studied / history / in the library / yesterday. //

「トムは勉強した / 歴史をね / 図書館で / 昨日のことですが」

となります。(スラッシュ(/)からスラッシュまでをセンス・グループといい、この訳の仕方をセンス・グループ訳(以下、SG訳)と呼びます。)

 (つづく)

※このオフィシャルブログで『英語のまま理解できる「直聞&直読直解法」』第1章~第3章を公開します。

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