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第3章 英語のまま理解できる「直聞&直読直解法」
(2)消えてしまった正則教授法⁉
戦後、だんだん諸外国との交流が盛んになり、英語の必要性が増しました。
それにもかかわらず、中学・高校と6年も英語を学んでいるのに、なかなか話せるようにならないと言われ続けてきました。
最近は、グローバル化が進み、ますます英語が必要になってきています。中学の英語教育の現場には、大勢のAET (外国人の英語補助教員) も配置されています。それでも状況はあまり改善されていません。
ここまで読み進めてきて、もうお分かりだと思いますが、日本人が英語を話せないのは 「文法・訳読法」 (返り読み式) が原因なのです。中学・高校の英語教育のほとんどが、いまだに訳読法のままなのです。戦後になって英語教育が復活したときに、「直聞&直読直解法」 (順送り式) はどこかに置き去りにされてしまったのです。
文法・訳読法 (=変則教授法) というのは、外国語で書かれた書物を訳すための方法であって、読んだり、書いたり、聞いたり、話したりという実際に使うための学習法ではありません。 答えは、すでに明治時代にあったのです。
つまり、「直聞&直読直解法」 (=正則教授法) で指導しなければ、日本人が英語を使いこなせるようにはならないことは明らかだったのです。
文法・訳読法は、明治時代ならまだしも、交通手段や情報伝達手段の発達した今となっては、完全に時代遅れの勉強法なのです。
今の時代の要請に応えるためには、英語教育そのものを根本から改革しなければならないのです。つまり、英語の授業を 「文法・訳読法」 (返り読み式) から 「直聞&直読直解法」 (順送り式) に変えて、英語を使えるようにしなければならないのです。
(つづく)
※このオフィシャルブログで『英語のまま理解できる「直聞&直読直解法」』第1章~第3章を公開します。
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