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第5章(1)左脳(=言語脳)だけでは覚えられない

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第5章 英語を話す脳の働き 左脳<右脳

(1)左脳(=言語脳)だけでは覚えられない

さて、英語を話すというのは、どういうことでしょうか?

この文を声に出して2回読んでください。

「There are five notebooks, two newspapers, four dictionaries, three books and six magazines on the desk.」

次に、これを隠して、見ないで言ってみてください。

「There are ・・・???」

言えませんよね。文字を2回読んだだけで、見ずに言える人はほとんどいません。決して、頭に文字を浮かべて話しているわけではないのです。(つづく)

 

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第4章(4)目標達成曲線は等比級数

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第4章 英語は勉強ではなく、練習するもの

(4)目標達成曲線は等比級数

毎日のようにパラレルリーディングやシャドーイングをしても、イメージ通りすぐに成果が表れるわけではありません。図にもあるように、成果は一直線に上がるわけではなく、等比級数的なカーブを描いて成果が上がらない期間を経た後で弾みがついてから急激に上がります。弾みがつくまでに、個人差がありますが、早くとも約3か月か、それ以上かかります。

弾みがつく前にトレーニングをやめてしまい、三日坊主に終わることがないようにしましょう。毎日のように辛抱強く着実にトレーニングを積み重ねると、本人も驚くような英語力が身につきます。

 

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第4章(3)他の科目の成績もアップ!

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第4章 英語は勉強ではなく、練習するもの

(3)他の科目の成績もアップ!

脳トレで有名な東北大学の川島隆太教授によると、音読、特に外国語の音読が脳全体を活性化し、準備運動となって記憶力を高めるということを、その著書「脳を育て、夢をかなえる」(くもん出版)で述べています。

準備運動として英語の音読をしてから他の科目を勉強すると、音読をしないときと比べて、その科目の成績が20%上がるというのです。

例えば、音読⇒数学、音読⇒古文、音読⇒生物というように学習すると、英語だけでなく数学や古文・生物の点数もアップするのです。受験生にとってこれは嬉しいですね。(つづく)

 

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さらば、文法・訳読法(1)

合格

大学入学共通テストが始まる前年2019年の秋に、突然、英語4技能のテストの導入が見送りになりました。当時の高校2年生が次年度に受ける共通テストの実態に気づいて、夏ごろから「高校では文法・訳読法を中心にした授業しか受けていない。それなのに4技能のテストを受けるの?」「そんなの無理に決まってる!」と訴え始めました。

やがて、この騒動は大きくなり、東京の国立高校を皮切りに各都道府県のトップレベルの進学校の生徒たちによって「英語の共通テストを中止に!」という署名活動に発展しました。全国の高校生からの陳情を受けた文部科学省は、この事態を重く見て4技能の導入を見送り、急遽、共通テストの英語はリスニングとリーディングの2技能のテストにすることが発表されました。

表面的には事態は収まったものの、共通テストの英語は従来の「文法・訳読法」では通用しないものへと変貌を遂げました。リスニングもリーディングも将来使える本格的な英語力が要求される難しいテストに変わったのです。

2021年1月から始まった共通テストですが、リスニングは非常に重要視され、配点が2倍(実質4倍)の100点になり、スピードも100wpmから140wpmへと1.4倍にアップしました。高校生の理解速度は平均75wpmですが、その2倍弱のスピードになり、ほとんど理解できないものに変容しました。(※wpmとは words per minute の略で、1分間に理解できる単語数のこと。)

リーディングは(文法問題や発音・アクセントはなくなり)総単語数がセンター試験の約4,000語から約6,000語へと大幅に増えました。制限時間80分では、高校生の平均75wpmだと1回読んで時間切れになり、問題を解く時間は残されていません。このように、共通テストは旧態依然とした「文法・訳読法」では全く歯が立たない難攻不落の要塞に変わっってしまったのです。

高校生の皆さん、保護者の皆さん、お父さんやお母さんの時代の入試とは全く異なるものに姿かたちを変えた共通テストの英語の現実を知っていましたか?それなのに、ほとんどの高校では依然として従来の「文法・訳読法」を中心とした授業をしています。いや、高校だけでなく、塾や予備校でもほとんどが実態は同様なのです。(つづく)

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「英語の4技能」を伸ばすリスニング学習法

cnntext

英語の4技能を伸ばすのにリスニングは絶対に欠かせません。赤ちゃんのときに日本語を耳から覚えたように、言語を習得するのには先ず聞く力を育てるのが不可欠なのです。リスニングのトレーニングをすることで「英語脳」が育つのです。

武蔵ゼミナール大学受験英語塾のリスニング直聞直解法の授業では「CNNニュース・リスニング」(朝日出版社)のシリーズを使用しています。「リスニング直聞直解法」というのは、日本語に訳すことなく英語のまま直接聞いて直接理解できるようにする当塾独自の学習法です。

 

「英語のまま理解できる直聞直解法」の授業では独自の3ステップで英語のニュースがゆっくりと楽々聞こえるようになり、塾の生徒のほとんどが共通テストのリスニングで90%以上を取れるようになる驚異の学習法です。

日本の高校生が英語を理解するスピードは平均75wpmですが、これでは約140wpmで放送される共通テストのリスニングは絶望的です。(※wpmとは words per minute の略で、1分間に理解できる単語数のこと)

「CNN」はネイティブスピーカーを対象に制作されているニュース番組で、ニュースキャスターの英語のスピードは約180wpmです。CNNが聞こえるようになった生徒たちの耳には、共通テストのリスニングはとてもゆっくり聞こえるのです。

このテキストは、MP3音声データをダウンロードできます。この音声データは2倍速までスピードを上げて毎日トレーニングできます。また、ニュースの映像をオンラインで視聴することもでき、視覚的にも学習できるのが魅力です。世界の興味深いできごとを分かりやすく説明しているので、共通テストにリスニングテストがある日本の高校生にとっても最適のリスニング教材になっています。

武蔵ゼミナール大学受験英語塾では、最初にこのテキストを使ってリスニング力を伸ばします。まずリスニング、それが英語の”聞く・話す・読む・書く”4技能をバランス良く伸ばせる秘訣なのです。

リスニング直聞直解力が育つと、長文読解も訳すことなく英語のまま読めるようになります。これを「直読直解」と言います。訳す際のタイムラグがなくなるのと、2倍速のトレーニングを続けていると訳読の4倍(約300wpm)のスピードで長文を読んで理解できるようになります。長文の「直読直解」については、別の機会に述べることにします。

 

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第4章(2)英語は技能教科―音楽・体育の仲間

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第4章 英語は勉強ではなく、練習するもの

(2)英語は技能教科―音楽・体育の仲間

英語の4技能と言う通り、英語は音楽や体育の仲間で技能教科です。音楽や体育は勉強しても上達しませんが、練習することによって上達します。英語も同様で、勉強するのではなく練習するものなのです。

「同時通訳の神様」と呼ばれた英語の達人・國弘正雄氏は著書「英語の話し方」(たちばな出版)の中で、只管朗読(ただひたすら朗読すること)と只管筆写(ただひたすら書き写すこと)を提唱しています。ご自身も中学・高校のとき何百回も何千回も朗読したり書き写したりしたと述べています。

毎日、リスニング30分+長文読解30分×2セット、合計で90分のパラレルリーディング&シャドーイングを棒読みではなく、気持ちを込めてしっかり練習することで直聞&直読直解力を習得できます。毎回、暗写テストや暗唱の発表を実施しています。何も見なくても、すらすら書けるよう、すらすら言えるよう、本気で練習しましょう!(つづく)

 

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第4章(1)最も重要なのは?―英語の発想法の習得

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第4章 英語は勉強ではなく、練習するもの

(1)最も重要なのは?―英語の発想法の習得

従来の訳読法では、英語をわざわざ日本語に直して理解するため返り読みせざるを得ません。そのため英語を聞いたり話したりすることは不可能でした。それに対し直聞&直読直解法では、英語の発想法に基づいて直接理解できるようにします。

センスグループ訳(語順訳)を通して英語の語順で内容を理解したあと、パラレルリーディング(シンクロリーディング)& シャドーイング徹底して繰り返し練習することにより、英語のまま直接聞いたり読んだりして理解できるようになります。

※パラレルリーディング&シャドーイングを徹底して繰り返し繰り返し練習することは、専門的にはオーバーラーニング(=過剰学習)という非常に効果のある学習法です。脳の仕組みに適った科学的な学習法なので、しっかり取り組んだ生徒は誰でも驚異的に英語力が伸びるのです。

さらに、長文やリスニングのテキストの音声を標準速度(約150wpm)から2倍速(約300wpm)まで徐々にスピードを上げてトレーニングします。脳には「可塑性」という外界の刺激に順応する性質があるので、最初は速く感じた2倍速も繰り返すことで普通に理解できるようになります。

このように高速音声を使用してオーバーラーニング(=過剰学習)することによって相乗効果が得られ、ネイティブ並みの黙読スピードである約300wpmを実現します。この学習法は「ファスト・オーバーラーニング」(=高速×過剰学習)と呼ばれていて、実行すれば誰でも無理なく成果が得られる科学的学習法です。(つづく)

 

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英語が ”得意” な高校生は絶対に見ないで!

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武蔵ゼミナール大学受験英語塾は、英語が苦手な高校生・浪人生が「逆転合格」するための大学受験の英語専門塾です。英語が ”得意” な受験生はここから下を絶対に見ないでくださいね。

当塾で指導している「英語のまま理解できる直聞&直読直解法」は、日本語に訳すことなく英語のまま直接理解できるようになる画期的な英語学習法です。 文法・訳読法の4倍(ネイティブと同等)の速さで英語を理解できるようになるので、英語のニュースもゆっくりと聞こえるようになり、長文も楽々読めるようになります。

毎年、塾には英語の偏差値が50前後の生徒が多く在籍していますが、ほとんどの生徒が偏差値を15以上UPさせて難関大学に進学していきます。なかには、偏差値26から立教大学、32から早稲田大学、38から明治大学、42から東大に進学した生徒もいます。実は、塾長自身が偏差値28から72まで上げて慶応大学に合格した経験があります。

その学習経験を基にして作られた独自の英語学習法が「英語のまま理解できる直聞&直読直解法」です。 従来の「文法・訳読法」のように構造のまったく異なる英語を日本語に訳すという難解な方法ではなく、ネイティブなら子どもでもできるような「英語を英語のまま理解する直聞&直読直解法」で学習します。つまり、英語を言語として習得する学習法です。

多くの高校で一般的に指導されている「文法・訳読法」ではリスニングはほぼ不可能です。共通テストのリスニングは約140wpmで放送されているのに対して、高校生の英語の理解速度は約75wpmです。その上、英語と日本語では構造がまったく異なり、発話される語順はほとんど逆なのです。ですから、訳す作業は言語として理解するというより、まるで暗号解読のようなとても難しい作業なのです。(※wpm とは words per minute の略で、1分間に理解できる単語数のこと。)

英語は暗号解読のような「文法・訳読法」で勉強すると難解ですが、言語として使うことができる「直聞&直読直解法」で習得するほうがはるかに簡単です。リスニング直聞直解法の授業ではアメリカのTVのニュース(CNN)を教材にしています。英語ニュースは約180wpmで放送されているので、共通テストのリスニングはとてもゆっくり聞こえるようになります。

リスニングができるようになると、長文読解も訳すことなく英語のまま理解できるようになります。当塾の長文直読直解法の授業ではネイティブの黙読スピードである約300wpm以上で読めるようにトレーニングするので、訳読の約4倍のスピードで読んで理解できるようになります。

英語は頭が良いとか悪いとかはまったく関係なく、日本語ができる生徒なら誰でもできるようになります。言語は誰でも持っているので、トレーニング方法さえ確かなら誰でもそれほど苦労せずに習得できるのです。

「文法・訳読法」は、明治時代に変則教授法と呼ばれていました。一方、「直聞&直読直解法」は正則教授法と呼ばれていたのです。当時は、英語のまま理解できるようにするのが正しい学習法で、日本語に訳して勉強するのは変則的な勉強法だということが分かっていたのです。

当時の日本には外国人があまりいなかったので正則教授法は需要が少なく、やがて消えていきました。それで、変則教授法である「文法・訳読法」が英語教育の主流になっていったのです。

高校に入ってから英語が難しくなったなぁと感じている生徒の皆さん、「英語のまま理解できる直聞&直読直解法」に戻せば、驚くほど学習が楽になります。正しいトレーニング方法で学べば、リスニングや長文読解が信じられないほど簡単にできるようになります。

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このブログを見つけた高校生は。新たに「直聞&直読直解法」を学習するチャンス到来です。苦手な英語を克服して、本物の英語を習得して、ぜひ難関大学への合格に王手をかけませんか?

全国どこでも自宅でオンラインによる「ライブ授業」を受講可能です。早い生徒は今年も既に全国から授業体験を経て入塾しています。(※今年度は他の塾や予備校から依頼されていて出張が増えているので、当塾での授業は週3回しか設定されていません。早期に定員に達する可能性がありますので、入塾を検討されている方はお早めにどうぞ!)

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一粒で二度おいしい直聞&直読直解法

洋書 (2)

ドイツの文豪、ゲーテの言葉に「外国語を知らない者は、自分の国の言葉についても何も知らない。」というのがあります。母国語しか身についてない状態では細部にわたって客観的に観ることができず、外国語という比較する言語が身に付くことで、はじめて母国語を客観的に観ることができるようになるということです。

ゲーテは外国語の勉強がとても気に入っていて、幼いころからフランス語やイタリア語、英語を身につけ、長じてはラテン語やギリシャ語、ヘブライ語まで習得したそうです。様々な言語を身につけることでかえって母国語であるドイツ語をより深く知ることを実感したのでしょう。

私たちも英語を習得することによって、英語だけでなく日本語もより深く知ることができます。そのためには「文法・訳読法」ではなく、「直聞&直読直解法」で学ぶことによって英語を使いこなせるようになってなければいけないのは言うまでもありません。なぜなら、訳読というのは日本語に直して理解しようとするため、身についているのは実は英語ではなく日本語だからです。

英語のまま理解できる「直聞&直読直解法」で学ぶことによって、かえって母国語である日本語の理解が深まり言語能力そのものが上がり、英語だけでなく国語の実力までもが伸びるのです。そういう意味においても、「文法・訳読法」よりも「直聞&直読直解法」の方が学び甲斐があるのです。

「文法・訳読法」で英語の習得につまずいている高校生や浪人生の方、ぜひ一粒で二度おいしい「直聞&直読直解法」で英語を一緒に学びましょう。オンライン授業でお待ちしています。

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第3章(2)英語を話すことができない文法・訳読法

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第3章 英語脳(=英語耳)を育てる

(2)英語を話すことができない文法・訳読法

人間の耳の可聴領域(聞き取れる範囲)は20Hz~20,000Hzで、言語によって周波数が異なります。

日本語は125Hz~1,500Hz、英語は2,000Hz~12,000Hzと全く異なる周波数帯を使っています。

①英語を話せない学生は英語を日本語の周波数帯で処理しようとしているのに対し、②英語を話せる留学生は英語と日本語をそれぞれ別の周波数帯で処理しているのです。また、5か国語を話せる人は脳のウエルニッケ言語野の中に、それぞれの言語を担当する周波数帯が5か所あるのです。(つづく)

 

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