報道によると、新型コロナウイルスの全国の新規感染者が過去最多を更新し、第3波への突入が現実的になったとのことです。このままのペースで感染拡大が続けば、第2波を上回る大きな波への警戒が求められるそうです。
塾では約1か月の試行期間を経て、今週から正式にオンライン授業を始めています。これから気温が下がると再び新型コロナの流行期を迎えるため、感染を防ぐために急ピッチで準備をしてきたことはこのブログでもお伝えしてきました。
オンライン化により通塾の必要がなくなるので夜遅い時間に帰宅する心配がなくなり、また時間の有効活用ができるようになったことは既にお知らせしましたが、オンライン授業がスタートして新たな発見もありました。
最初は、新型コロナの感染防止のためにオンライン化もやむをえず試行していたのですが、意外なことに、語学は教室での対面授業よりも、オンライン授業の方が効果が高いことが分かってきました。
理由として、生徒たちから返ってきたのは「とても集中できる」ということです。自宅で一人で受けているため、個別指導に近い状態で非常に集中できるようです。特にヘッドフォンをして受講している生徒は集中度が高いようです。それでいながら、画面には他の生徒たちがいるので連帯感や競い合いもあり、集団指導と個別指導の良いところを併せもつ授業スタイルになっています。
また、「週間エコノミスト」10/13号(毎日新聞出版)の特集記事「コロナで消える大学 勝ち残る大学 ~オンライン授業で実力差くっきり~」の中で、秋田の国際教養大学が「対面授業と比べ、学生たちの習熟度は高く『特に1年生のTOEFLのスコアが例年よりはるかに伸びていて驚いた』という。」とあり、オンライン授業の効果がとても高いことが書かれています。さらに、「早稲田大は5月11日から再開した約1万5000科目の授業を全てオンラインで実施した。そこで分かったのは『オンラインは予想以上に高い学習効果があること』だ。」との記述もあります。
今後、この流れはどんどん進むと見られ、企業でもオンラインによるリモートワークが増えていて、生徒たちが大学に進学したり、就職したりする将来はオンラインは当たり前のものになっている可能性が高いです。大学や企業のオンライン化が進む中、生徒たちも慣れておく必要があるように思います。
というわけで、オンライン化により安心して安全に授業を受けられるのはもちろん、非常に集中して質の高い学習ができるということです。また将来、大学や企業のオンライン化に適応するためにも慣れておく必要があることも述べました。塾では一部の対面授業を残していますが、他はオンライン授業を実施しています。塾から遠い生徒の方や、地方の生徒の方も自宅にいながらにしてオンライン授業を受ける体制が整いました。
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