武蔵ゼミナール
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日別アーカイブ: 2023年5月29日

♬洋楽(英語の歌)を歌おう♬ 6月

洋楽を歌おう

「リスニング直聞直解法」の授業では毎月「洋楽の課題」が出ます。

★6月の課題曲はディズニーの「Beauty And The Beast」です。(※タイトルをクリックしてください。)

●日本語版「美女と野獣」の歌と聞き比べてください。(※タイトルをクリックしてください。)

課題曲を毎日歌って練習すると英語の教科書もとても上手に読めるようになります。そして、何よりも通じる英語を話せるようになります。

通じる英語を話すのに大切なのは発音ではなくてプロソディーであると、このブログでも度々お伝えしてきました。プロソディーは、日本語では韻律と言いますが、発話において現れる音声学的特徴のことで、リズムを中心としています。

英語には①単語の音節リズムと、②文の内容語リズムの2種類があります。今回は、①単語の音節リズムについて述べます。実は、単語の音節リズムが狂っていると英語は通じません。発音が悪いから通じないのではなく、音節リズムが狂っているからです。

それで、通じる英語を話せるようにするために英語の歌を歌ってトレーニングします。なぜなら、単語のリズムが狂っていると英語の歌を上手に歌えないからです。

発音は少々違っていても近い音が出ていれば大丈夫です。それよりもリズムの方が大切なのです。イギリス留学時に、どこの国の人でもお国訛りが混ざった英語を話しているのをよく耳にしました。例えば、フランス人はフランス語訛りで、中国人は中国語訛りで、アラブ人はアラビア語訛りの混ざった英語で話していましたが、よく通じていました。

日本は発音にうるさい先生が多いので、他の国の人たちと比べると発音は上手な人が多いのですが、なぜか通じません。実は、日本人の英語が通じないのはリズムが違っているからなのです。英語のリズムをきちんと取れるようになると、とても英語らしくなって通じるようになります。ですから、単語の音節リズムはとても大切なのです。

以前にこのブログで、人種の違いによって顎骨の骨格が異なるのでアジア人は白人と同じ音を出せない。ネイティブのアメリカ黒人ですら同じ音が出せない。また、白人でも腹話術師は口を開けられないので似た音で代用しているということを述べました。だから、近い音で大丈夫なのです。

また、ブロークン・イングリッシュの場合は個々の単語の正確な発音が必要ですが、きちんと文の形で話せる人は文脈が意味の理解を助けるので近い音が出てればOKという、米国の学術論文もあります。

だから近い音で代用して大丈夫!それより単語の音節リズムを合わせる方がはるかに大切なのです。それでリズムトレーニングをするのです。単語の音節リズムが違っているとまったく通じないのです。だから発音よりもリズムの方が大切なのです。

単語の音節リズムは「発音する母音の数」です。例えば、milk とミルク。英語の milk は1音節です。それに対して、日本語でミルクと言うと3音節なのです。milk は音符が1つ、ミルクは3つになります。だから英語の歌詞をカタカナに直して歌うとうまく歌えないのです。でも中学・高校では、こんな大切なことがほとんど指導されていません。

美女と野獣‐楽譜

上は6月の課題曲「Beauty And The Beast / 美女と野獣」の楽譜です。英語と日本語の両方の歌詞が載っているので比較してみましょう。日本語の歌詞は、ひらがな1文字に音符が一つです。一方、英語の歌詞の Tale、it、friends は1音節の単語なので音符は1つ。unexpectedly は5音節の単語なので音符は5つあるのが分かります。したがって、それぞれの単語の音節リズムを練習してから歌うと、すぐに歌えるようになるのです。

気がつくと英語が大好きになっていて、英語の成績がぐんぐん上がっていくようになるのです。今年は受験だからと言って我慢して英語の勉強をするよりも、英語が大好きになって自らどんどん勉強するようになると、成績もぐんぐんアップするのです。

毎月、課題曲を練習することで英語が大好きになると、リスニングや長文読解の授業でも皆の目が輝いてきます。本当にびっくりするぐらい熱心に授業に参加するようになっていきます。

皆さんも、楽しく学んで実力がどんどんアップするオンライン授業に参加しませんか?

 

※入塾を検討されている方は入塾面接をお申し込みになり、前もって「★入塾面接の栞」をお読みください。⇒事務局&研究会 | 武蔵ゼミナール (english634.com)

 

 

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えっ、まだ訳してるの? 英語のまま理解できるのに・・・(1)

オンライン授業

全国の高校生の皆さん、保護者の皆様、ご存知ですか? 大学入学共通テストは受験英語から実用英語へと変わり、本格的な英語力がないともはや通用しなくなっていることを。以前のセンター試験では小手先の受験テクニックでも何とかなったのですが・・・

 

筆記テストからは文法と語彙の問題がなくなり「リーディング」になりました。全部で6題、総単語数は昨年度は6,066語、今年度は6,116語と、6,000語を超えていてセンター試験より約1,500語増加しています。

 

リスニングテストの配点は2倍となり100点になりました。しかし、センター試験では筆記200点・リスニング50点だったのが、共通テストではリーディング100点・リスニング100点になり、実質4倍になっています。

 

高校生が英語を理解するスピードは平均して75wpm です。(※wpm というのは words per minute の略で、1分間に理解できる単語数のこと。)「リーディング」の試験時間は80分なので、1回読んで時間切れとなり解答する時間はありません。また「リスニング」は140wpm で流れてくるので、きちんと聞き取るのはほぼ不可能です。

 

現在、中学・高校の英語教育では99%以上が「文法・訳読法」です。訳読では平均75wpm、速くてもせいぜい100wpm位なので、共通テストはリーディングもリスニングも絶望的です。これに対して、当塾では「直聞&直読直解法」をオンラインで指導しています。

 

授業では音声付きのテキストを使用し、訳さずに直接理解できるように学習します。まず、音読で150wpmで理解できるようにトレーニングして、次に音声のスピードを少しずつ上げていき2倍の300wpmで黙読できるようになるまでトレーニングを繰り返します。(ネイティブの普通の理解スピードは300wpmです。)

 

訳読法は明治時代には「変則教授法」と呼ばれていたのに対し、直聞&直読直解法は「正則教授法」と呼ばれていました。その名が示す通り正しい学習法であるにもかかわらず、当時は実際に英語を使う機会が少なかったので廃れていき、変則的な訳読法が主流になっていった歴史があります。

 

しかし、現在は仕事でもプライベートでも英語を使用する機会が増えています。共通テストの総単語数が増えたのは、訳読法から脱却し本格的な直聞&直読直解法に切り換え、将来英語を使えるようにするためなのですが、教育現場が追い付いていません。75wpmという数字がそれを物語っています。

 

当塾では、本格的な「直聞&直読直解法」の授業をしています。全国の高校生の皆さん、共通テストを攻略し大学入試を制するために、また将来使える本格的な英語力を習得するために、オンラインで一緒に正則英語を学びませんか?保護者の皆様、大学受験はもちろんですが、将来のために本当に価値のある英語学習法を選択してください。

 

※入塾を検討されている方は前もって「★入塾面接の栞」をお読みください。⇒事務局&研究会 | 武蔵ゼミナール (english634.com)

 

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